プロコーチがこっそり教える「プロコーチへの道のり」

プロコーチに必要だと私が考えるスキルや思考、人間性など、私の実体験をふまえて説明しています。

自己紹介⑨(高校生最後③)

みなさんこんにちは〜!

Caoch-Tです!

 

前回は

目標を叶えるために大事なこと

というよりも

コーチになってから大事なこと

がメインのお話でした。

 

バスケットは5人でやるものだ。

5人それぞれに役割があって

その役割を果たせばいい

 

どんな言葉をかけるかで

相手のモチベーション

行動に変化を与えられる

 

そのためにコーチは

 

常に学ばなければならない

 

そういう話でしたね。

さらに

聞き手側に

 

興味を持たさなくてはいけません

 

そのために

 

全部は教えない

 

という1つのアイディアも説明しました。

そして

聞き手側は

 

常に求める

 

でしたね。

求めていないと

大事な情報を見逃してしまう可能性が

ありますからね。

 

そして何よりも大事なことが

 

コーチの人格

 

です。

自分がコーチとして

指導者として

教育者として

それに見合った人格を持ち合わせているか

持ち合わせる努力をしているか

それが何よりも大事です。

 

前回の振り返りはこの辺にして

今日こそは高校生を終わらせますよー😁

最後まで

お付き合いくださいね!

 

 

「お酒は仕事が終わるまでおあずけ」の写真[モデル:大川竜弥]

 

 (寝るな!寝るな!!まったくもぉ😤

今日も終わらない気しかしない。。。😭)

 

 

 

 

インタビュー記事

 

 

記者:こんにちは!Coach-Tさん。

今日はリバウンドという仕事を得た

Coach-T少年が

チームに貢献していく姿を見れるんですね。

 

Coach-T:そうですね😁

リバウンドが取れるようになって

ようやく他のメンバーと同じ舞台に

立てた気がしましたね。

チームとしても

ようやく全てのピースが揃った!

という最高の状態で

インターハイ予選を迎えます。

 

記者:それは心強い!

早速インターハイ予選の話をお願いします。

 

C:僕らは〇〇県〇〇市の

中部地区に所属しており

そこは

県内の強豪校全てが所属している

激戦区です。

まずはここを勝ち上がらなくてはいけません。

もちろん

あの私立強豪校もいます。

それだけではありません。

過去ウィンターカップ優勝経験がある高校や

現在では常に日本高校バスケ

牽引する高校もいます。

 

記者:そんなに厳しい地区なんですね!

ちなみに新人戦(冬の大会)の時は

どうだったんですか?

 

C:地区大会、県大会の両方とも2位でした。

 

記者:1位は?

 

C:もちろん私立の強豪校です。

この時点で既に3戦して3敗してますね。

ですが

県内ではその高校以外に負けたことなかったです。

というより

競り合うことすらなかったです。

それぐらい

上位2校はずば抜けていました。

 

 

 

「宮古島の透き通る海を見てテンションがあがる牛人間」の写真[モデル:古性のっち]

 

(ガッツポーズって。。。😅

いやいや!あなた2位ですからね😩)

 

 

 

記者:インターハイ予選でリベンジですね!

新人戦でも勝ち上がっていますし

チームも最高の状態ということでしたら

今回も十分に勝ち上がるチャンスありますね!

 

C:もちろんです!

何の問題もなく勝ち上がる!

つもりでしたが。。。

 

記者:えっ?

流石にそこで敗退はない。。。ですよね?

 

C:ハハッ😁もちろん勝ち上がりましたよ!

ですが

まさかの4位通過。。。

 

記者:4位ですか!

でも勝負は県大会なので大丈夫ですよね?

 

C:インターハイ予選直前になって

急にけが人が増えて。。。

スタメンはエースの子と僕だけ。。。

それでは流石に勝てなかったですね。

 

記者:怪我人っていう明確な理由があるなら

その復帰を待てばいいだけですね。

 

C:そうなんですが

僕たちの高校には

インターハイにはいけないジンクスがあって。。。

 

記者:ジンクス?

 

C:僕たちの高校は過去3回?

各県の1位2位が集まる〇〇地域大会で

優勝しているんです。

ですが

過去にインターハイに出場したのは

たったの1度だけ。

インターハイ予選になると

なぜか怪我人が増えたり

チーム仲が悪くなったり

何かが起きてインターハイに行けないんです。

 

記者:それってまさに今の現状じゃ。。。?

 

C:ですね😂

僕たちもそう感じて

今まで自信に満ち溢れていたのに

一気に追い込まれましたね

 

 

 

「完全に行き詰まって頭を抱える牛女」の写真[モデル:古性のっち]

 

(ホントに追い込まれてますか?

ふざけてるとしか思えませんが😤)

 

 

 

 

記者:先を聞くのが怖くなってきましたが。。。

県大会はどうだったんですか?

 

C:県大会は予選トーナメントがあり

各トーナメントの1位の4チームが

決勝リーグに進みます。

怪我人を抱えたまま県大会がスタートしましたが

僕たちはなんとか決勝リーグまでは進めました。

 

記者:よかった。。。ついに決勝リーグですね!

怪我人は間に合ったんですか?

 

C:なんとかギリギリですが間に合いました。

って言っても本調子ではありませんけどね。

 

記者:ふぅ。。。緊張しますね!

ではお願いします!!

 

C:記者さんが緊張してる意味がわからない😁

インターハイに行くには

2位以上にならなくてはいけません。

ここで地区大会4位通過っていうのが

厄介になってくるんですよね。

 

記者:と言いますと?

 

C:決勝リーグの組み合わせは

初戦

地区1位VS地区4位

地区2位VS地区3位

2戦目

地区1位VS地区3位

地区2位VS地区4位

終戦

地区1位VS地区2位

地区3位VS地区4位

 

という流れなんです。

どのチームも

初戦に勝ち星をつければ

精神的にも優位に立てる。

だから1位もしくは2位通過を狙うんです。

でも4位通過の僕らは

初戦からあの強豪高校と

対戦しなくてはいけないんです。

 

記者:そんな駆け引きが

地区大会にはあったんですね。

これまで3戦0勝3敗の相手とのリベンジ!

どうなったか。。。

 

C:実はそれまでにあと2回対戦しているので

5戦0勝5敗ですね😅

怪我人がこの決勝リーグから

復帰ということもあるし

できればこの相手と戦う前に

試合慣れして欲しかったんですが

そうも言ってられないですからね。

そんな状態のまま試合は始まりました。

相手には日本代表候補が3人もいます。

そのうち2人は僕と同じポジション。

196cmと192cmです。

 

記者:さすがは強豪校!

 

C:試合は点の取り合いで終始クロスゲーム

今までは

僕だけ場違いのように感じていましたが

そいつらからリバウンドも取れて

本当にめちゃくちゃ楽しかったですね!

 

記者:Coach-T少年が開花したんですね!

これは期待ができる!それから?それから?

 

C:最後の最後まで本当にわからない試合でした。

お互いが必死で。。。本当に負けたくない!

ただその想いだけで走り回って。。。

気づいたら試合は終わっていました。。。

これで。。。

 

 

6戦0勝6敗です。

 

 

 

「社外持ち出し禁止の機密データを紛失してもうた」の写真[モデル:段田隼人]

 

 (あ。。マジなやつ。。。ドンマイ😓)

 

 

 

 

記者:敗戦。。。悔しいです!

でも

本当に夢中になって楽しんでたんですね!

お互いの気持ち、プライド

そういったものがぶつかり合って

やりがいのある試合だったんですね。

 

C:そうですね!

夢中で充実感いっぱいでした。

でも

現実はもう絶対負けられない

崖っぷち。

その現実がめちゃくちゃ怖かったですね。

 

記者:これが4位通過の厄介なとこ。。。ですね

 

C:そうなんです!

怪我人がいたからってこともありますが

直前の大会で残りの2チームにも

負けていますからね。

 

記者:精神的に追い込まれた状態で

次の試合を迎えるわけですね。

 

C:2戦目は翌日なので

僕たちはホテルに戻りました。

 

記者:ホテル?

県大会なのにホテルに泊まるんですか?

 

C:僕たちの高校は

インターハイ予選の時だけホテルに泊まります。

僕たちは夜ご飯後

同級生だけで1つの部屋に集まって話をしました。

僕たちのこれまでの努力

昨年の悔しい想い

インターハイへの想い

個性が強い集団だったので

いろいろありましたが😅

同期への想い

すごく心強かったですね。

話終わる頃には

僕たちが負けるわけがない!

そう自信を取り戻していました。

 

記者:素晴らしい環境と素敵な同期ですね!

さて。。。ついに最後ですね!

 

C:はい!

2戦目の相手は

昨年先輩達を倒しインターハイに出場したチーム

(現在は日本の高校バスケを牽引している強豪校)

しかも前日の試合に勝利していて

僕たちに勝利した時点でインターハイが確定する

勢いのある状態でした。

僕たちは崖っぷちに立たされているので

相手が誰だろうと

負けられない!

しかも先輩たちのリベンジで

燃えていましたね😁

 

記者:これぞ負けられない戦い!ですね。

 

C:試合は。。。

気持ちが空回りしていたのか

相手に押される展開が続きました。

 

記者:えっ。。。

 

C:みんな焦りからか

タフショットが増えて。。。

でもショットのほとんどを

僕が拾いました。

外れても外れても

僕は拾う!

少しずつ点差が縮まり

気づいたら逆転していました。

 

記者:Coach-T少年ーーーー!!

 

C:そんな感性が聞こえていたのを

今でもすごく覚えています。

リバウンド取れば取るほど

応援してくれている人から

歓声が大きくなって。。。

めちゃくちゃ楽しかったですね!

 

記者:それで?結果は。。。?

 

C:逆転してからはそのまま駆け抜けて

20点差以上広げて勝利しました!

 

 

 

「心から喜びを感じるビジネスマン(肥満)」の写真[モデル:段田隼人]

 

 (喜びが前面に😁サイコーだね!!)

 

 

記者:やったー!!!これであと1勝!

一気に気持ちが楽になりましたね!

 

C:試合直後は喜びというより

ホッとした安心感しかなかったですね。

みんな疲労も溜まっていましたが

これであと1勝!

あと1勝で目標だったインターハイに行ける!

その想いで疲れは吹っ飛んでいました。

 

記者:ホッと安心感ですか☺️

そうですよね!

ものすごいプレッシャーの中

大きな山を乗り越えた直後ですもんね。

いよいよ最終戦ですね。

 

C:最終戦は勝った時点で

インターハイ出場決定です。

そして迎えた最終戦

僕たちは順調に試合を進めていました。

でもここで

ガードが怪我して途中離脱。

そしてもう一人がファールトラブル

思わぬトラブルが続いて

一気に形勢逆転。

気づいたら同点で残り数秒。。。

 

記者:最後の最後に。。。

試練が残ってたんですね。

 

C:はい😅まさかの展開でした。

同点で迎えた最後のプレー

こんなシチュエーションの時は

僕らは必ずエースにボールを託してたんです。

でもその時に出てたメンバーは

違いました。

下級生の経験の少ないガードです。

彼はボールプッシュして

最後のボールを

違う選手に託し

そのまま延長戦に突入しました。

 

記者:経験の少ない選手だから仕方ないですよね。

 

C:そうなんです。

だから延長戦ではみんなでサポートして

最後は勝って終わろう!

そんな想いの中戦いました。

ですが。。。

 

記者:えぇぇー!まさか?嘘でしょ??

 

C:ハハッ😁

そのまさか😂

負けてしまいました。。。

 

 

 

「終電走れば間に合うけど通せんぼ」の写真[モデル:ゆうせい]

 

(いやいや。。。笑えませんけど😤😤)

 

 

 

記者:そんな。。。

せっかくここまで頑張ったのに。

 

C:試合が終わった瞬間

コート上でみんな抱き合って喜んでいたのは

僕たちでした。

 

記者:えっ?えっ?どういうこと?

 

C:1勝2敗で3つのチームが並んで

得失点差で僕たちは

インターハイ出場が決まったんです!

 

記者:得失点差。。。

そのパターンがあったか!!

 

C:はい😅

実は試合の途中からほぼ決まっていましたね

勝てば勝率で2位

負けても20点差以内であれば

得失点差で2位

 

記者:もぉー!それを早く言ってくださいよー!!

でも本当に良かった!

おめでと〜!!!

 

C:ありがとうございます😁

必死になって手に入れたインターハイ

とても嬉しかったです。

でもそれ以上に嬉しいことがありました。

 

記者:インターハイ以上に?

 

C:それはコート内でみんなで喜んでいるときに

チームメートが

お前がリバウンドを取ってくれるから勝てた!

あのリバウンドやばかった!

お前のおかげ!!

って。。。

信じられますか?

これまでは

お前のせいで。。。

だったのが

お前のおかげで。。。

に変わったんです。

本当に嬉しかったですね。

 

記者:それは。。。とても感動的な話ですね。

Coach-T少年の努力が

本当の意味で実った瞬間ですね。

 

C:はい!!最高でした!

これがチームスポーツの醍醐味なんだって

理解した瞬間ですね。

大人になってからですが

この体験を

今の高校生にも味わってほしい!

そう思うようになりましたね。

 

記者:コーチになるきっかけでもあるんですね。

いよいよ夢にまで見たインターハイ

どんなドラマが待っているのか

楽しみです!

 

C:インターハイの話は次回にしましょう😁

もぉこんなに長くなってるので。。。

 

記者:うーん。。。ですね!

私も今回は興奮して疲れちゃいました😅

では

次回インターハイについて聞かせてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日のキーワード

 

 

本日のキーワードは。。。。

 

ないーー!!😂

 

今日は単に僕の思い出話になっちゃいました😁

(誰がおっさんの思い出話なんか聞いて

楽しいんだよ!!

読んでくれた人の時間を返せー!!😤)

 

すみません。。。

 

でも

この経験が僕を支えているんです。

 

リバウンドをとるたびに上がる歓声。。。

お前のおかげ。。。という言葉

 

この経験から

 

自分の評価は

自分でするものでも

誰かにもらうものでもない

自分で勝ち取るものだ

 

と理解しました。

 

また

 

目標は真剣に目指せば手に届くんだと

 

理解しました。

 

そして何より

チームスポーツの素晴らしさを学びました。

 

最近流行りの

ONE TEAM!

ではありませんが

 

チームのために

チームメートのために

みんなで努力する

 

その空間にいてそれを経験できて

本当に幸せでした。

 

今日はキーワードはありませんが

チームスポーツの素晴らしさや

コーチを目指した動機など

根本的なことの全てが

詰まっているんじゃないかなと。。。

 

いつも長いのに

今日はそれ以上に長くなってしまいました。

すみません😅

今日も最後までご愛読ありがとうございました。

ご意見などありましたら

是非!コメントよろしくお願いしまーす!

ではではー